2015年12月22日火曜日

文末イントネーションのワークショップ終了

12月18日(金)に,イェールの先生方に対して,文末イントネーションのワークショップをしました。
(12月19日(土)ではありませんでした)

文末イントネーションの教え方を考えるために,まず,音声教育の教科書などを見ました。
ですが,ヨ,ネなどと文末イントネーションとの関係があまりきちんと説明されていないことが分かりました。
それでは,ヨ,ネが使えないのは当たり前です。もちろん,使える人もいるんですが,
学習者個人の能力だけに頼るのは教師としては情けないことです。
そこで,ヨ,ネと文末イントネーションの関係について,論文を読んだり,内省したりしました。
でも,前に書いたように,よく分かりません・・・。

教育としては,ヨ,ネについて,全ての文末イントネーションを網羅し,さらに,
すべての発話意図をもうらすることは必要ありません。また,網羅すれば,研究者としては
満足かもしれませんが,そのような多すぎる情報によって,学習者に混乱させることは
教育者としては,あってはならないことです。
そこで,実際にヨ,ネの文末イントネーションを学習者が習得するための教育方法を
こちらにいる間に考えて,実践してみようと思っています。
最終目標は,学習者に何か発話意図があるときに,ヨ,ネのさまざまな文末イントネーションのうち,
どれを用いたらいいかを考え,実際にそれが言えることです。
そのためには,ヨ,ネのさまざまな文末イントネーションの発話意図を知ることと
それが実際に言えることが必要です。
ヨ,ネのさまざまな文末イントネーションの発話意図のすべてを網羅することは
教育上はよくないと上で書きました。でも,私が恣意的に選ぶのもよくないでしょう。
そこで,初級教科書のヨ,ネをすべてピックアップし,それらの文末イントネーションと
発話意図を調べることを今日から始めました。
とりあえず,『みんなの日本語』を使っています。
そこで,ヨ,ネの文末イントネーションと発話意図を分析できれば,それらをとりあえずの
プロトタイプとして,必要なら,さらに加えて(これも,ほかの教科書を分析してりして),
教えるべき項目を考えたいと思います。
主な用法を例文とともに提示し,発話意図を理解させ,練習するという方法を考えています。
まずは,地道な作業をしなければなりませんが,研究って,そういうものですよね。
音声教育については,自分の力で,教育の部分を,圧倒的によくしたいと思っています。

がんばります。

    河野俊之

2015年12月15日火曜日

アリゾナ

きのうアリゾナから帰ってきました。
12月5日(土)から13日(日)までの8日間の旅でした。
感想は,楽しかった!!!しかありません。


12月7日(月)-8日(火)は,セドナやグランドキャニオンに行きました。
車で5時間ぐらいだったのですが,アリゾナ州立大学の先生がすべて運転してくださいました。
グランドキャニオン,すごくよかったです。セデナもきれいでした。
途中のサボテンがいっぱいの風景もアリゾナらしかったです。
夕焼けもきれいでした。

ほかにも,フェニックスの辺りは,家も大きく,公園もいっぱいで,
モールもいっぱいありました。アジア系のスーパーも多く,
いろんな日本の食材が安く売られていました。
お世話になった家は,3人家族なのに,トイレもバス(シャワーのみも含む)も
3つありました。私が今住んでいるのは,トイレ,バス1つです・・・。
息子は,今までに入った家でいちばん広いと言って,喜んでいました。
同じアメリカなのに,今住んでいる所とはえらい違いです。
でも,こっちもいいですけどね。
アリゾナは暖かったんですが,こちらもその間,けっこう暖かかったようで,
残念です。
また,アリゾナにいる間に最後の土曜日にけっこう雨が降りました。
めったに雨が降らない所なので,まあ,ラッキーだったんでしょう。


ほかにも,アリゾナ州立大学を見に行ったり,クリスマスのライトアップを見に行ったり,
たこ焼きを作ったりしました。

子どもたちは,娘さんと2年ぶりに再会でき,楽しく遊んでいました。2年ぶりに会った
4歳の女の子は,さすが女の子ですね。7歳の息子はたじたじでした。

とてもとてもとてもお世話になった,あっという間の8日間でした。

唯一の観光も終わり,これからがんばります。

あ,息子は,英語をかなり忘れていました。

   河野俊之

2015年12月4日金曜日

苦手な分野

12月19日(土)にこちらの先生方を対象に音声教育のワークショップをします。
テーマは,アクセント教育とイントネーション教育です。
アクセント教育の方の準備は終わりました。
で,問題は文末イントネーションの教育の方です。
文末イントネーションは,アクセントと違い,型がきちんと分けられるものではありません。
少なくとも,
   A 本当? と  B 本当???
は,上げ方が違いますが,それによって,Bはかなり疑っているように聞こえます。
実際には,AとBの間は連続的なので,客観的に分けることはできません。
また,文末イントネーションは,発話意図と大きく関わります。
ということは,文によって,発話意図が変わります。例えば,同じ上昇調でも,
「行きますか」「行きますね」「行きますよ」
の発話意図は違います。
さらに,「行きますね」の下降調も,「ね」で一旦上昇してから下降するのと,下降するだけでは違うような気がします。
また,「行きますよ」は,上昇させる言い方,上昇も下降もさせない言い方,下降させる言い方もあると思うんですが,上昇も下降もさせない言い方と下降させる言い方の違いがよく分かりません。
まあ,連続的なものなので,当然と言えば当然なんですが。

それで,論文などを読んでいるんですが,よく分かりません。
基本的に,いわゆる文法の分野ですよね。
私は,文法が苦手です。これは,学生の時からです。
頭の中でいろいろ考えるのが苦手なんだと思います。頭がクラクラします。
音声は,けっこう客観的な結果が出やすいので,自分に向いているんだと思います。

まあ,でも,そんなことを言っている場合ではありません。
学習者が文末イントネーションがきちんとできない理由として,
発話意図とイントネーションの関係が分かっていないからというのがあると思います。
もちろん,すべてを網羅する説明は無理だと思いますが,
今は,説明が少なすぎると思います。
一橋大学の庵功雄先生が,「学習者に説明していないのに,こんな誤用がある」などというのは,
アンフェアだとおっしゃったことがあります。
私はアンフェアという強い言葉は使いませんが,音声では,学習者の問題について,
説明も練習もないときが多いですよね。
まずは,きちんと説明することが重要だと思うので,今,その内容と方法を考えています。
でも,難しいです。

   河野俊之


2015年12月3日木曜日

ブラックフライデー

先週は木曜日がサンクスギビングデーでした。
近所のお家で,パーティーをしました。
お一人がターキーを焼いてくださいました。
それの残りを持ち帰ったのですが,日本のお節料理のように
残って,何日も食べることになりました。
また,ほかのご主人がお寿司を作ってくださったり,
また,またほかのご主人(アメリカの方です)がアップルパイを作ってくださったり。
男4人のうち,料理をしなかったのは私だけでした。
日本だとパーティーのために男が料理をしないのはそんなに変なことではないと思うんですが。
私も肉じゃがでも作って持っていけばよかったかなと思いますが。
肉じゃがができるとすごく家庭的と思われますよね。
でも,パーティーに肉じゃがって!

金曜日はブラックフライデーと言って,大セールが始まる日でした。
その日は,朝6時から開く店が多いです。
駐車場はすっごく並ぶし,セールで取り合いになって,死者もでたことがあると聞いていたので,
行くかどうか悩んでいました。とりあえず,6時に家を出て,6時30分ごろに店に着きました。
でも,がらがらでした。
いろいろ買い物をしたのですが,駐車場にもなかなか入れないことを想定していて,
車を夕方まで借りていたので,もう1つ,店に行くことにしました。それは,本当に
混むときいていたアウトレットモールです。ここです。
http://www.premiumoutlets.com/outlet/clinton-crossing
確かに道も渋滞し,駐車場もいっぱいでしたが,土日の横浜のららぽーとなどよりは
断然すいていました。肩透かしをくらった感じです。
モールも,まあ,町田や御殿場など,日本にあるのと同じ会社がやっているので,
見た目はひじょうに見慣れたものでした。
でも,さすがに,ラルフローレンなど,アメリカの会社の物はひじょうに安かったです。
ラルフローレンでは,ポロシャツを2着,フロントジッパーのセーターを2着買いました。

けっきょく,ブラックフライデーでは,私は,
ダウンジャケット1着,靴3足(スノーブーツを含む),ポロシャツ2着,
フロントジッパーセーター2着,手袋1つ
妻,子どもたちもいっぱい買いました。こんなに買ったのは初めてです。
最初で最後でしょうね。

サンクスギビングデーも終わり,こちらはそろそろクリスマスに入ろうとしています。
ただ,日本ほど,まだクリスマスの感じはありません。
サンクスギビングデーが終わったばかりだからなのか,キリスト教以外の人への配慮なのか,
クリスマスは元々宗教的なものだから,そんなに騒がないのかは分かりませんが。

今週の土曜日からアリゾナ州立大学の先生の所に遊びに行きます。
たぶん,こちらで唯一の観光です。
でも,その前に,息子がstate projectの宿題を提出しなければなりません。
今,ほんとうにそれに悪戦苦闘しています。今週の金曜日にそれについて書きたいと思います。

2015年11月24日火曜日

サンクスギビングデー

今週の木曜日(11月26日)はサンクスギビングデーです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9F%E8%AC%9D%E7%A5%AD
アメリカでは,11月の第4木曜日がサンクスギビングデーで,その翌日も
ブラックマンデーと言って,同じく休みになります。土日も休みで4連休です。
特にブラックマンデーは冬物のセールがあります。こちらでは,横浜と違い,
土日でもスーパーはガラガラですが,ブラックマンデーは駐車場が満車に
なって大変だそうです。ただ,冬物をあまり持ってくることができなかったので,
その辺りで,コートや雪用のブーツ,手袋などを買わないといけません。
ちなみに今日は,最高気温6℃です。

それはともかく,イェール大学は,木曜日からでなく,今週は月曜日から休みです。
つまり,今日から休みです。
それで,今日は,息子の小学校にいつもより長くいようと思いました。
ですが,校舎にいっしょに入ったところで,息子が小さい声で何か言いました。
よく聞こえなかったので,聞き返すと,「今日は一人でやってみる」と言いました。
詳しいことは書けませんが,先週,ちょっとした席替えがあったので,それで
教室での環境がちょっと変わって,自信を持ったのかもしれません。
もちろん,英語はまだほとんどできないので,いろいろ大変だと思いますが,
「今日は一人でやってみる」と思ったこと,帰ったらほめてやりたいと思います。

研究室の建物の入口の鍵は持っていないのですが,近々,IDカードで入れるように
なるという話だったので,試してみたら,入れるようになっていました。

しかし,きのう,「もう半分が終わった」と妻が言っていました。
ああ,もう半分しかない!!!!!
がんばります。

   河野俊之

2015年11月17日火曜日

I <3 NY

きのう,15日(日)はニューヨークに行ってきました。

私は,研究のためにこちらに来ています。
そのために,いろんな方にご負担をおかけしています。
そのため,あまり観光はあまりしたくないというか罪悪感があります。
ただ,娘は妻と1度行きましたが,息子はまだニューヨークに行ったことがない
(空港に降り立ったのを除く)ので,息子のためもあり,きのうニューヨークへ行ってきました。
家を7時ごろ出たのですが,電車で行って,ニューヨークに着いたのは10時前,ニューヨークを出たのは,午後4時ごろでした。

まず,無料のフェリーで自由の女神を見ました。
教員になって4年目の1997年に,前任校で学生を連れて同じように
自由の女神を見たのですが,家族で同じように見るのは感慨深かったです。
ただ,フェリーに掲げられた国旗が半旗になっていたり,長い銃を持った警察官が
船でついてきていたりして,パリでのテロのために,警備がかなり厳重になっていました。

その後,ウォール街を見たり,タイムズスクエアに行ったりしました。

また,グラウンドゼロにも行きました。日本で小5の娘が「なぜテロが起きるのか」と
聞いてきたのですが,うまく答えられないでいます。
テロの映像を見せるべきかも悩んでいます。でも,見せた方がいいかなと思っています。

その後,紀伊国屋で『コロコロコミック』を買ったり,日本食スーパーで食材を買ったりしました。

ほかには,ロックフェラーセンター,任天堂の旗艦店?などにも行きました。

ニューヨークは楽しい所ですが,あまり時間がないのが残念です。泊まろうと思うと,
1泊4万円とかかかったりしますしね。
知らない日本人がたくさんいるということがこっちに来てから,全然ないので,
ちょっと不思議な気がしました。


    河野俊之

2015年11月11日水曜日

Veterans Day

こちらは,明日の11月11日は,Veterans Dayです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A9%E5%93%A1%E8%BB%8D%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%97%A5

最初は,ベテランということで,敬老の日なのだと思っていたんですが,退役軍人の日なんですね。

それで,今日,息子の小学校に退役軍人に渡すのでしょうか,各子どもの机の上にカードが置いてありました。
他の子はほとんど完成していたのですが,息子は何もやっていませんでした。
できないのはあたりまえです。仕方ありませんね。
他の子が仕上げている間に急いでやらせました。
まず,ほとんどの子がアメリカ国旗を描いているので,息子にも描かせました。
時間がないのに,星を50個,きちんと描いて・・・。そんな子は誰もいないんですよ。
それがアメリカです。
その後,文書を書くんですが,何を書いたらいいか分からないということで。
分かりませんよね。
「戦ってくれてありがとう。そのおかげで,ぼくたちは平和に暮らせます。」と英語で書かせました。
それを下書きさせて,清書させたのですが,下書きで字が汚いので,清書で間違えまくっていました。
「きれいに書け」と言うと,いつも,「きれいに書いてる!」と言うのですが,「自分で読めないんだから,これからもっともっときれいに書け」と言うと,しょんぼりしていました。
がんばっているんですけどね。

それはともかく,文書の最初に,「Dear Hero」などと書くのですが,私が考えた文書もそうですが,戦争を美化するようなことはやはりちょっとなあと思います。
戦争で亡くなった方,苦労なさった方への労いは絶対に必要だとは思いますが。
戦争は,勝者,敗者がいても,けっきょくみんなが被害者であり,加害者であると思います。
今日のニュースでこんなのがありますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151110-00000037-jij_afp-int

大学院で大変だったころ,『栄光なき天才たち』という漫画をよく読んでいました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%84%E5%85%89%E3%81%AA%E3%81%8D%E5%A4%A9%E6%89%8D%E3%81%9F%E3%81%A1
いろんな人が戦争で亡くなったり,振り回されたりしていました。戦争はみんなを不幸にします。
私は人と争うのが嫌いです。それは研究に対する姿勢にも影響を与えています。
私は,先行研究を批判して,自分が正しいということを主張するような研究をしたいとは思いません。
研究,がんばります。

   河野俊之

2015年11月3日火曜日

11月になりました

ついに11月になりました。
11月1日の午前2時に,サマータイムが終わりました。
そのため,1時間時計を遅らせ,日没が早くなりました。
曇っていることもありますが,既に,ちょっと暗い感じです。
でも,幸い,2016年3月16日(日)の2時にまた,サマータイムと
なります。両方を経験できるのは幸いですね。

さて,その前日の10月31日は,こちらでもハロウィンがありました。
ほかの2家族が家にいらっしゃって,お父さんは留守番で
お菓子をあげる側,お母さんは子どもたちといっしょに
お菓子をもらうのについていきました。夕方の5時ごろから
だったのですが,どの家もけっこう飾り付けがされていて,
子どもにとって怖い飾り付けもありました。
本場アメリカ(本当はアングロサクソン圏のものなので,
アメリカが発祥ではありませんが)でのハロウィンは,
子どもたちにとってはおそらくもう経験することがない,
ひじょうに貴重なものだったと思います。
ただ,大人が仮装するのは日本だけだというような非難が
よくありますが,こっちでもけっこう仮装していますよ。
日本人は,よその人を気にしすぎだなあと思います。
ただ,やっぱり,主役は子どもだし,大人は,子どもに
付いていくか(付いていかないと危ない地域もありますしね),
家でお菓子を配るのが中心です。
まあ,日本も迷惑をかけないなら,いいんじゃないかと思います。
そう言えば,きのう家に来てくださった家族の中には
赤ちゃんもいました。あるお父さんについて,
「イケメンだし,イクメンだ」という評価をみんながしていました。
私も,ほかの赤ちゃんがかわいくて,ずっと抱っこしていたんですが,
それらを見て,「子ども好きだ」「子どもに好かれている」という
評価はいっぱいあったのですが,「イケメンだし,イクメンだ」という
評価はありませんでした・・・。
よそのママはみんな恥ずかしがり屋さんなんでしょうか。

研究もぼちぼち進めています。
明日は,選挙で小中学校は休みなのですが,イェールは
休みじゃないので,明日も大学に来る予定です。

   河野俊之

2015年10月23日金曜日

感謝と愛情

きのうはプロ野球のドラフト会議でしたね。

最近は毎年,その日に,ドラフト候補のドキュメンタリーが放送されます。
その中には,実際には指名されない人もいますが。
正直に言うと,私は高校野球は好きではありません。自分が高校の時,
けっこう野球部は強かったのですが,決してみながいい奴ではありませんでした。
私はラグビー部だったんですが,高校野球だけが美化されるのが好きではありませんでした。
それはともかく,その番組「ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう 
夢を追う親子の壮絶人生ドキュメント」を見ようと思い,検索したのですが,出てきません。
それで,「お母さんありがとう」で検索しました。そして,次のページに行き着きました。
http://matome.naver.jp/odai/2135478739109709901

今は,大学が休みの期間です。でも,大学には行きますが,いつもより遅く行くことにして,
久しぶりにちょっと長めに息子の小学校のクラスにいました。きのう,やっとクラス全員の子の
名前をきくことができ,やっとクラスの輪に入れるようになってきたかなという感じです。
それで,私も安心してしまったのかもしれませんが,
「もっと早く動け」「絶対に先生のほうを向いておけ」「一生懸命やれ」などかなり厳しい
言い方をしてしまったように感じ,ちょっと自己嫌悪でした。上のURLのページを見ているうちに,
子どもに対して,もっともっと愛情を持ってやっていかないといけないと深く反省しました。
というよりも,親ができることはそれしかないんですよね。
子どもは親の持ち物ではない。子どもから見返りを期待してはいけない。
ときどき忘れてしまうけど,そうですね。子どもと親だけではなく,私自身は一応,
人との関係でもそうしているつもりですが。
子どもにはいい人間に育ってもらいたいです。そのために,できるだけのことをしたいです。
「親は塩をなめてでも」です。まあ,そこまで貧乏ではないですが。
ここには書けませんが,最近,ほかのこともあって,そう思います。

   河野俊之

2015年10月21日水曜日

研究本格化???

今日は暖かいですが,きのう,おとといは,最低気温が0℃を割っていました。
寒かったです。
アパートはある室温を下回ると自動で暖房が入るようになっているのですが,
暖房すると,とても乾燥して,のどが渇きます。これからどうなるかちょっと不安です。

今,こちらの先生と,アクセントのイントロダクションをやろうということで,
パワーポイントを作っています。
また,学生の日本語レベルが分からないので,きのう,授業見学をさせていただきました。
イェールの初級の授業は,毎日同じ授業が何コマかあり,
学生は月ー金で同じ時間の授業を取るようです。先生は変わります。
例えば,1コマめを取る学生は,月-金,毎日1コマめにA先生の日本語の授業があります。
2コマめを取る学生は,月-金,毎日1コマめにB先生の日本語の授業があります。
1コマめと2コマめの内容は同じです。
きのうの授業はほとんど直接法でした。また,中国系の学生がほとんどでした。
それはともかく,アクセントのイントロダクションは,前にやった,初級の教科書の
音声のイントロの研究が役立っています。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009496736
20年近く前ですね。あのころは,日本語教育の実践を行う場所がなくて,
日本語を教える能力がさび付いていくのを感じ,悶々とすることもありました。
横浜国立大学に移ったのは,実践の機会がほしいというのもありました。
あのころ,実践以外で仕方なく研究していたことが今役立つのはおもしろいなあと思います。
よりよいイントロになるようにがんばります。
イェール大学は明日から3日間,中休みです。

   河野俊之

2015年10月13日火曜日

アメリカ恐るべし 追加

大変なこと2は,ツベルクリン検査が終わったので,それについて書こうと
思ったのですが,アメリカ恐るべきがさらにできました。
まず,それを書きます。

冷蔵庫のドアポケットにバーがありますね。この映像で言うと,ドアポケットの
下から2段目にミルクや中華料理系のチリ,マスタードが入っているポケットに
棚があって,その周りにバーが付いています。バーは取れるようになっています。
http://www.lifehacker.jp/2010/06/100608organize_fridge.html今のアパートの
備え付けの冷蔵庫のドアポケットのバーがときどきドアを開けるたびに外れていました。
しかし,きのうは,妻が冷蔵庫を開けると,バーが外れて,
自家製ラズベリージャムのびんが落ちて,割れて,捨てざるをえなくなりました。
さらに,悪いことに,私がドアをさらに開けると,バーが割れてしまいました・・・。
それまでは,私の箱入りワインの入れ方が悪くて,バーに当たって,
バーが外れていたんじゃないかと妻が考えていて,ワインを
移動させたのですが,それでも,バーが外れたため,私のワインの
せいではないということが分かったのはよかったのですが。
とりあえず,冷蔵庫のドアポケットのバーがドアを開けるだけで外れるなんて,
日本では考えられないことですよね。
アメリカ人は金持ちのはずなのに,何で,そんな製品が売っているんだろう・・・。


大変なこと3は,バスタブの排水溝が詰まったことでした。
妻がバスタブの排水溝が詰まったことを大家さんにメイルしたところ,
「plungerを使ってみろ。物置にあるはずだ。使い方は,T(アパートの2階の住人)が
知っているから,分からなかったら聞いてくれ」という返事が来ました。
それで,plungerって何かを調べたら,これでした。
http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=plunger
使い方ぐらい,分かるっちゅーに!と思いました。
しかも,実際に物置にあったのは,下のような,先がプラスティックの物で,がんばりましたが,
全然だめでした。
http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=plunger
大屋さんが業者に連絡してくれて,1日,間を置いてから,業者が来てくれました。
きのう,スーパーで,こういうのを買いました。
http://www.bedbathandbeyond.com/store/product/oxo-good-grips-shower-stall-drain-protector/1017283375?skuId=17283375&mcid=PS_googlepla_nonbrand_homedecor_&adpos=1o20&creative=43742653069&device=c&matchtype=&network=g
排水溝の上にかぶせるものです。原始的です。
アメリカ人は金持ちのはずなのに,何で,そんな製品でごまかすんでしょうね。
日本だと,排水溝にぴったりはまる網がセットされているのに。
日本製品はすごいですね。でも,なんで,アメリカで普及しないんでしょうね。
シャワーが使えなかった日は,妻と子供は,近所の日本人の方のアパートで
シャワーをお借りしました。私は,詰まったバスタブでごく少量のお湯を使い,
たまったお湯は,洗面器でかきだしました。その洗面器のこちらの日本人の方に
お借りしているものです。
いろんな方にお世話になっています。ほんとうにありがたいです。


とりあえず,アメリカ恐るべしです。

   河野俊之

2015年10月8日木曜日

アメリカ恐るべし

先週の土曜日からいろいろ大変なことが起こっています。
と言っても,3つですが。

先週の土曜日は家族でボストンへ行きました。大学のプログラムです。
http://oiss.yale.edu/event/boston-bus-trip

バスで2時間ちょっとでした。
ボストンは寒かったです。雨も降っていました。
ボストンは都会でした。店がたくさんあって,洋服などを買いました。
クラムチャウダーを食べました。おいしかったです。
それはともかく,日本人がいっぱいいて,日本語がいっぱい聞こえてきました。
都会というか,観光地だなと思いました。ニューヘイブンは,イェール大学を
見に来る人もときどきいますが,日本人はほとんどいません。スーパーなどで
日本語が聞こえたら,だいたい,イェールで仕事か勉強をしている人やその家族です。
それから,ハーバード大学を散策しました。でも,私は,今,イェールにいることもあってか,
イェール大学のほうがいいなあと思いました。日本での知名度は圧倒的に
ハーバードだと思いますが。
で,大変なことの1は,帰りのバスに間に合わなくて,電車で帰ることになったことです。
今は,スマホで調べられるので,妻が調べてくれました。よかったです。
大変なこと1でした。これは,私たちが悪いんですが。
帰りも2時間ちょっとでした。電車に乗られたのはよかったです。

大変なこと2は,ツベルクリン検査です。これはまだ終わっていないので,
また今度ブログに書こうと思います。今,いちばん大変なことはこれです。
自分たちではどうしようもないので。

大変なこと3は,バスタブの排水溝が詰まったことです。おととい,家族の最後が
入ってから,詰まっています。明日の昼に業者が来てくれるようです。
これについても,また今度書こうと思います。

とりあえず,アメリカ恐るべしです。

   河野俊之

2015年10月1日木曜日

秋学期

こちらはまだ9月30日ですが,日本は10月1日になりましたね。
横浜国立大学は,10月1日からが秋学期です。つまり,今日から秋学期です。
授業が始まります。
ですが,私は,この秋学期は,Googleのハングアウトやメイルなどで
ゼミなどを指導をする以外は,授業がありません。
がんばって研究をしています。また,さらにがんばって研究します。
今までは横浜国立大学は夏休みだったので,それほどでもなかったのかも
しれませんが,授業も始まったということで,いろんな人に感謝しながら
やっていこうと思います。

こちらで,今のところ,研究のチャンスがなかなかないのですが,
10月に入ったので,そろそろ方法を決めたいと思っています。
何とかなりそうです。


前回のブログから,中日の山本昌が引退を決めました。私と同い年です。
お疲れ様でした。

   河野俊之

2015年9月25日金曜日

ラグビーワールドカップ第2戦

きのうは,こちらは祝日で休みでした。
日本時間9月23日22:15~で,こちらでは,同日9:15~放送の
ラグビーワールドカップ日本-スコットランドを見ました。

ちなみに,スコットランドは,私の大学のラグビー部のジャージと似ています。
だから,前にはちょっと応援していましたが,今回は,さすがに,日本を応援していました。
日本,負けてしまいました。南アフリカ戦から中3日,スコットランドは初戦ということで,
体力的に厳しいだろうということでしたが。

けっきょく大差で負けましたね。途中まではよかったんですが。

敗因はいくつかあると思います。結果論ですが。
私が思ったのは,

・五郎丸のPGの失敗が多かったこと:比較的簡単なペナルティーゴールを2つ外してしまいました。
ラグビーのPGは,バスケットのフリースローと違って,誰が蹴ってもいいので,五郎丸個人を
責めるのは絶対によくありません。

・ハンドリングミスが多かったこと:特に前半,スクラムハーフからのキックが多いのは
わかっていたのですが,それをノックオンすることが多かったですね。風の影響で
ボールの軌道が変わって,取りにくかったんだろうと思いますが。

・すぐに寝てしまったこと:下のコラムにもありますが,日本はすぐに倒れてしまった。
立っていたら,相手は,接点に集まらざるをえず,相手のフォワードが疲れたり,
人数的に外が空いたのではないか。
また,バックスのディフェンスがかぶっていました(ふつうは,横1線で出るのですが,
外側のほうが前に出ていること:アンブレラというそうです)。それで,無理に
パスをしようとして,インターセプトされ,トライをたくさん取られました。
モールで押し込んだ方がいろいろといいことがあったんじゃないかと思いました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150924-00000012-asahi-spo

相手のハーフにもっとプレッシャーをかけたかったなあと思いました。


でも,いい試合でした。
次からも,がんばれ!!!


きのうは,息子の英語の勉強の手伝いをしました。その成果か,今日,息子は
学校で自分から手を挙げて,発言していました。3桁+3桁の足し算だったんですが,
息子には計算自体は簡単です。文章題だと英語の問題で,発言できません。
ただの計算は,答も,数字の読み方さえ覚えてれば言えるので,そんなに大変ではないんですが。
ですが,私が何も言っていないのに手を挙げて発言したのは,ほんとうにびっくりしました。
しかも,2回も。日本での授業参観でもそんなことはあまり見た覚えはありません。
息子もがんばっています。
私も息子に負けずにがんばります。

    河野俊之

2015年9月23日水曜日

さむさむマン

きのうから,かなり寒いです。

娘は,この前,「手袋を買わないと」と言っていました。
息子は,今朝,「今日は手袋,要るんじゃない?」とか
「秋がなくて,もう冬だ」と言っていました。

今日は,最低気温:華氏51度(摂氏10.6度),最高気温:華氏71度(摂氏21.7度)です。
最低気温は横浜で言ったら,11月中旬ぐらいでしょうか。

まあ,寒いものはしょうがないです。
http://www2m.biglobe.ne.jp/ZenTech/world/kion/USA/New_Haven.htm

ただ,昼は日が出ていたら,けっこう暖かく,まだ半袖のポロシャツでも大丈夫です。
また,朝は,普段,家のすぐ近くのバス停から,イェールシャトルという無料のバスに
乗っているので,ほとんど寒くありません。
http://to.yale.edu/shuttle

帰りは,運動のために歩いています。雪が積もったら,イェールシャトルにすると
思います。


   河野俊之

2015年9月22日火曜日

メイルが来ない日

こちらは,まだ9月21日(月)です。

今朝は,メイルがあまり来ていませんでした。
私はうちでは,あまりメイルを見ないようにしています。
こちらではほぼ12時間,時差があります。
つまり,こちらで,自宅で,夜7時だと日本で朝8時なので,
日本の大学の職員の方が午後6時にメイルを出してくださったとすると,
私はその日は見ることができず,翌日の午前にイェール大学で見ることになります。

特に,月曜日は,横浜国立大学からのメールがいっぱい来ます。
でも,今朝は1通もありませんでした。
さすがに,大学を離れてかなり経ったので,残務整理も終わったのかなあ,
よかったなあ,と思ったのですが,日本は祝日なんですね。
喜んで損しました。

私は今日も大学に行きました。
でも,原稿を直す以外にやることがないんです・・・。
明日,大学の先生に何かやることがないか,お願いしています。
原稿を書いたり,直したりはどこでもできるんですよね。

アメリカは今週の水曜日は祝日です。

    河野俊之

2015年9月20日日曜日

ラグビーワールドカップ

今日,ラグビーワールドカップの日本-南アフリカがありました。
南アフリカは3位,日本は,この数年で上がって,現在,13位です。
http://rugby-rp.com/nw_ranking.asp

ちなみに,男子サッカーは,日本は58位です。
http://www.tsp21.com/sports/soccer/fifaranking.html


サッカーは簡単だ,と言いたいわけではありませんが,
ラグビーは体格差が大きくものを言います。
また,ラグビーで10位ぐらいまでは自分たちで試合を組むので,
日本はなかなか上位との試合を組むことができません。
日本語教育で実際に授業をすることが重要なのと同じで,
ラグビーも強い相手と試合をしないとなかなか力は付きません。
一方,トンガ,サモア,ジョージア,ルーマニアなどは,外国の
プロチームに所属しているため,ワールドカップ以外では,
ベストメンバーが組めないので,実際はもっとランキングが
上の可能性もあります。


ラグビーで日本が南アフリカに勝つのはほぼ不可能と考えるのが
ふつうです。

前々回のワールドカップの日本-オーストラリアで解説の清宮氏が
実況に「日本が勝つ確率は?」ときかれ,「0%」と答えたそうです。
私もそう思います。

しかし,今日,南アフリカに勝ちました。ノーサイドのとき,泣いてしまいました。
少なくとも,ラグビーをやっていた人,やっている人で私のように
泣いた人も多いでしょうね。

日本代表は,世界一の練習量を重ねたと言われています。
ほんとうにほんとうにすごいです。

リーチ・マイケル主将の,「神に誓うな。己に誓え。」というモットー,
大好きです。
自分ももっともっと努力しないといけないなあと思います。
かっこよくやる必要はないんです。

以下は,ラグビーをある程度知っている人しか分からないかもしれません。
ノーサイド直前,3点差で負けていました。,
相手のプロップがシンビンになったとき,ゴール前,タッチ際で
ペナルティをもらったときに,主将がタッチを選びました。
「なんでスクラムじゃないんだよ!」と思いました。
真ん中寄りでペナルティをもらったときに,主将がスクラムを選びました。
「なんで狙わないんだよ!」と思いました。
ごめんなさい。
でも,スクラムを選んだ時に,娘が,「だれが決めるの?」ときいたので,
「キャプテン」と言ったら,「みんなに相談して決めるの?」ときいたので,
「違う」と言いました。すると,娘が「「スクラムにするからな。いいな,いいな」
って言うの?」ときいたので,「違う」と言いました。
キャプテンが決めたkとについては,それに従って,成功するように努力するのが
当たり前というのはラグビーのいいところだなあと思いました。もちろん,
問題もあるでしょうが。

次からは南アフリカより下のチームと戦います。でも,勝つ確率は絶対に
50%は超えていません。
がんばってほしいです。

   河野俊之

2015年9月18日金曜日

きのうきょう

きのう,今日と,子どもに関して,トラブル発生です。

きのうは,娘がちょっとしたストレスで泣いてしまったようです。
クラスに居場所が見つけられないようです。
娘は,日本では小5,こっちでは小6なんですが,まあ,
いちばん難しい年齢ですね。
でも,先生が,娘は,きちんと内容を理解しているし,
日本人の友達にきいて,理解しているから大丈夫だ。
ESLのクラスをちょっと増やして,英語がもっと分かれば,
全く問題ない,とおっしゃってくれました。

今日は,こっちで小2,日本で小1の息子が友達をひっかいてしまいました。
遊んでいて,自分の場所を取られたらしく,それで,
肘で押した後,ちょっと引っかいたみたいです。というよりも,
腕をつかんだだけのようですが。
小学校に呼ばれました。息子はその友達に謝りました。
言葉が通じないから,行動に出たのかもしれません。
先生は,「何かあったら,私に言ってね。助けてあげたいから。
英語の勉強も助けるからね」と息子に言ってくださいました。

いろいろありますが,想定の範囲内です。
長い目で見て行かないと。
もちろん,暴力など,人に迷惑をかけてはいけませんが。

どちらも先生をはじめ,いろんな方がサポートしてくださっています。
日本語教育を扱う者,そして,伝統的に,年少者日本語教育が盛んな
横浜国立大学の日本語教育専門領域の教員としても,
いろいろ勉強になっています。

   河野俊之

2015年9月16日水曜日

教材作り

こちらに来て,1か月が過ぎました。

調査研究は全然進んでいません。対象となる学習者と全然接触できていないので,
調査研究が全くできないのです。
教科書の執筆も編集者のコメント待ちです。
それで,今は,日本ではなかなかできなかった教材作りをしています。
カタカナ教材,漢字教材,音声学の教科書の正誤問題,アクセントの聞き取り問題,
などなど。
カタカナ教材は,A6,4枚をLetterというこちらでよく使うA4に近い大きさの紙に
プリントアウトしようとしているのですが,全然うまくいきません。こういうのって,
イライラしますね。
今週の金曜日に,ランチ何とか?ランゲージ何とか?というのがあって,
そこで,学習者と接することができるようです。
ガツガツせずにチャンスを探します。

こっちは,早朝はかなり寒くなってきました。

   河野俊之

2015年9月11日金曜日

娘のクラス

妻と相談して,娘のクラスを変えてもらうことにしました。
社会や理科の授業では,娘だけがpicture bookを渡され,
それを読んでいるということでした。しかし,娘の宿題を
見た限りでは特に難しいわけではなく,英語の説明を
電子辞書で調べながらなら,難なくできるものなのです。
担当の先生は,ESL児童にはよく接しているはずなので,
けっして,娘の存在が面倒とか把握できていないという
ことではないと思うんですが。

それで,前に書いた,日本人の友達に迷惑にならない
範囲で指示を通訳してもらえないかと思いました。
学校にお願いに伺う前に,その友達のお母さんにも連絡し,
許可を得ました。
その後,校長先生にメイルをし,きのう,妻が学校に行きました。
そのときに,友達のお母さんもついてきてくださいました。
私は行っていないのですが,友達のお母さんもお話ししてくださり,
また,学校の先生方もメイルを読んで了承してくださり,
また,息子の学校の校長先生(息子は2年生で,elementary school,
娘は6年生で,middle school。3年生からがmiddle schoolです)も
たまたま,そのときに,middle schoolにいらっしゃったのですが,
いろいろお話しくださったようです。

ということで,きのうの途中から娘は日本人の友達といっしょの
クラスになりました。ちょっと落ち着いたように思います。
もちろん,友達に迷惑にならないように気を付けますが,
ちょっと安心です。

娘をどうしたらいいかと考えていた時に,ドキュメンタリー番組を
思い出しました。
『小さな留学生』です。
http://marymariko.blog.fc2.com/blog-entry-1196.html
you tubeなどでも見られます。
少なくとも,年少者日本語教育に携わっている人,関心のある人には
ぜひぜひ見てほしいと思います。

   河野俊之

2015年9月9日水曜日

1週間の始まりです

きのうの9月7日(月)は,こちらは,Labor Dayということで祝日で休みでした。
つまり,3連休でした。
日曜日は,こちらの先生に,ラズベリー狩りに連れて行っていただきました。
たぶん,生まれて初めて,ラズベリーが木になっているのを見ました。
入園料は無料で,持ち帰る量だけお金を払うシステムだったので,私は持ち帰らず,
すべて食べました。一生分の10倍ぐらい食べたと思います。
先生の息子さんに,うちの息子は,ベイブレードを貸していただき,すごく喜んで
ずっとやっています。ほかにも貸していただいた,『コロコロイチバン』を何度も
読んでいます。今,日本から1冊『コロコロコミック』を持ってきているんですが,
それもずっと読んでいます。子どもってすぐに飽きると言いますが,漫画とかの
本って,全然飽きませんよね。内容を知っているはずなのに,何度も何度も
読みますよね。
日曜日,娘は,こちらの先生のお家にお邪魔しました。娘さんが同じ小学校の
同じ6年生です。残念ながらクラスは違うんですが。
3日間,子どもたちは,ストレス発散や勉強に時間を使いました。特に,息子は,
アルファベットをかなり覚えました。
今週もがんばってほしいです。ほんとうにいろんな方にお世話になっています。

もちろん,親もそして私もがんばりますが。
今週は,レセプションがあります。そこで,学生を含め,多くの方にお会いするようです。
また,大学の授業もshoppingというんですが,お試し期間が終わり,本格的な授業が
始まります。私の,学習者が必要な調査・研究についても軌道に乗せられたらと思います。

    河野俊之

2015年9月4日金曜日

ひとやすみ

実は,きのうも今日も息子の授業を見てきました。
おとといよりもきのうはちゃんとやっていて,今日ももうちょっとちゃんとやっていました。
でも,相変わらず,行動が遅いんです。でも,それは英語だけの問題じゃないので,
しかたないんですが。そういえば,幼稚園での参観のとき,リュックをなかなか
教室のロッカーに入れなかったり,本読みの時間になっても,なかなか本を
取りにいかないなどということがありました。全然変わってないだけです。

今日は,phonicsの時間もあったので,ちょっと長めに見ました。phonicsは,
スペルと音を結びつける活動ですが,今日は,「エ」と読む「e」をやっていました。
で,それに当てはまる単語を子どもが手を挙げて言うんですが,息子に,
「egg」って言えと言ったら,手を挙げました。でも,ほかの子に言われてしまいました。
次に,「pen」って言えと言ったら,また手を挙げました。でも,また,ほかの子に
言われてしまいました。
次に,「ten」って言えと言ったら,また手を挙げました。今度は,当ててもらえて,
言えました。

ですが,さっき,小学校から電話がかかってきて,熱が出たそうです。
エアコンがききすぎていて,風邪を引いたようです。明日は学校を休むように
言われました。こっちは,来週の月曜日も祝日で休みです。
ちょっと一休みですね。ゆっくりさせます。

   河野俊之

2015年9月2日水曜日

息子の授業を見てきました

今日,午前中,急きょ,息子の授業を見てきました。
朝,担任の先生に許可をいただきました。
一言で言うと,息子は日本でも恥ずかしがり屋で,行動も常に遅いです。
それがそのまま出ている感じです。

例えば,ハンドアウトの隅に, 9/1/2015 と書かないといけないのですが,
それが分からない。分からないのはしかたないのですが,分からなければ,
周りの子のを見ればいいのに,恥ずかしいのか,それをしない。
朝の点呼で,名前を呼ばれたら,"Here!"と言わないといけないのですが,
恥ずかしいのか,それを言わない。
時間がたてば,何とかなるのかなあとも思ったり,そういうことではないのかも,
と思ったり。

分からなくても,きちんと先生のほうをずっと見ておくことと,分からない時は,
ほかの子の様子をよく見るように,もう一度言おうと思います。
授業の進め方が私が見ていてもよく分からないので,息子も大変だろうと思うんですが,
授業中に,ぐずぐずしているのを見るといらいらし,息子に言うとぐだぐだ言うので,
思わず,口調が強くなります。だめな親です。
帰ってきたら,抱きしめてやろうと思います。
英語の板書を書き写す練習とかもさせないといけませんが。

忍耐強く指導してくださる先生にほんとうに頭が下がります。


今から大学に行く予定です。


   河野俊之

2015年9月1日火曜日

小学校初登校

今日は,地元小学校への初登校でした。
先週の説明会では,教育委員会に登録が終わってすぐだったので,
まだクラスが決まっていませんでした。
こちらの小学校は,大人がついていかなければなりません。しかも,
今日は荷物も多かったので,息子の方は私がついていきました。
教室での様子も知りたいですしね。でも,建物に入ろうとすると,
校長先生に「子どもだけ」と言われて入れませんでした。
息子は,こちらでは2年生ですが,日本では1年生です。
英語はまったくできないし,こちらの学校のシステムなども
まったく分かりません。ほんとうに不安です。日本でも
けっこう人見知りするのに・・・。
とりあえず,英語が分からなくても,先生の話をよく聞くようにだけ
言いました。
きちんと自分の教室に入れただろうか。
パニックになっていないだろうか。
泣いていないだろうか。
だれかをたたいたりしていないだろうか。
ちゃんとお弁当食べているだろうか。
本当に心配です。
日本の外国人児童の親も同じような気持ちなんでしょうか。
いや,もっともっと心配しているのかもしれませんね。

    河野俊之

2015年8月31日月曜日

イェールでの研究

今日,イェールで日本語のプレイスメントテストがあり,
そのため,日本語の先生方がいらっしゃっています。
プレイスメントテストの後,昼食会があり,その後,
研究目的などをお話しさせていただきました。
見ず知らずの私を受け入れてくださったことへの感謝を
まずは,話させていただきました。
次に,目的ですが,下のうちの1~5をお話ししました。
1.   上級話者のアクセントを中心とした習得,自己モニター,気づき
2.   自己モニターを活用した音声教育(これは英語話者だと,あまりsegmentalな発音に問題がないので,やれないかもしれない。中国語,韓国語話者ならやれるかも)
3.   漢字教材,カタカナ教材
4.   上級話者の不自然な日本語
5.   導入のためのリソース
6.   教師養成用の教科書(これは自分でやります)
7.   海外での日本語教育を知りたい

8.   子どもに経験させたい(横浜国立大学教育人間科学部では,年少者日本語教育が定評がある。私は,成人に対する日本語教育が主で,直接,関係していないが,学部生指導などで役に立つはず)


いっしょにやっていただけるよう,そして,win-winになれるようにがんばります。

   河野俊之

2015年8月26日水曜日

子どもの学校

きのうの8月24日(月)に教育委員会(New Haven board of education)に行ってきました。
子どもの英語のテストのためです。こちらでは,公立の小学校・中学校に入ろうとしても,
その学区の学校に入れるとは限りません。
今住んでいるところは,Hookerという学校の学区なのですが,そこはなかなか入ることが
できません。そこは,ESLのクラスもあるし,家から近いし,治安もいいです。しかし,そこに
入れなかった人がいっぱいいて,また,入れたとしても,いろんな交渉やゴリ押しの成果だと
聞いていました。それで,半分,諦めていたんですが,特に何をしたわけでもなく,その小学校に
入れました。よかったです。

さらに,今日は,学校の説明会がありました。妻が日本で働いている,アメリカカナダ大学連合
日本センターの元学生で,こっちに住んでいる人からのメイルで,たまたま,説明会があるのを
今朝知りました。
説明会での先生のお話はよく分からないし,システムも分からないしで,大変です。
今日見た限りでは,日本人はいなさそうだし。
日本にいる,外国につながる子どもの親の気持ちが,こっちに来て,いろいろ分かります。
まだ,こっちに来て2週間ちょっと,家族が来て,5日目ですが,外国につながる子どもの
親の気持ちが分かって,それだけでも,既に,貴重な成果をあげていると思います。

    河野俊之

2015年8月21日金曜日

一人暮らし最後の日

明日,家族がやってきます。
ニューヨークのJFKに迎えに行くのですが,先週の月曜日,8月11日にこっちに来て,
ずっと一人でしたが,明日からは4人で,3月までこのアパートに住むことになります。
こっちでは,子どもの小学校の送り迎え,また,特に初めは子どもの学校での授業に
付き添うため,家族との交わりが質・量ともにひじょうに濃くなります。
いろんな心配はありますが,楽しもうと思います。
さっき,候補の学校を見てきました。来てすぐにも,車で案内していただいたんですが。
来週の月曜日は,子どもたちが英語のテストを受けます。英語ができないことを
証明するだけなんですが。子供たちにどう声掛けするのか,難しいところです。

   河野俊之

2015年8月19日水曜日

また時差ボケ?

ようやく時差ボケが治りつつあるのですが,やることがないので,
また,時差ボケになりつつあります。いや,「時差」を削除すれば,
正確なんかもしれませんが。

いや,まあまあ,ちゃんとやっているんですが,今は。こちらも
夏休みで,授業は,おそらく8月31日から始まるんだろうと思います。
そのため,学生があまりいません。そして,日本の大学との大きな
違いは,教員は,休み中はほとんど何もしなくていいため,大学に
来ていないということです。今回,お世話になっている先生方は
大学を案内してくださるなど,来てくださっていて,ひじょうにありがたく
思っています。
日本では,小中高の教員について,授業以外の雑用が多いと
言われていますが,それは大学教員にも当てはまりそうです。
まあ,小中高の教員と比べれば,圧倒的に少ないと思いますが。
それはともかく,今は,学生がいないので,調査研究の準備の
進めようがないというところです。それで,ほかの仕事をやったり,
また,家族を迎えるための準備をしたりしています。でも,いろんな
予約など,ネットでやるものについても,なかなかうまくいかないことも
あり,ちょっとストレスです。まあ,日本語でも同じようなことは
ありますよね。

ビタミンを摂って,がんばります。

   河野俊之

2015年8月17日月曜日

イェール大学

8月10日からイェール大学にいます。その前は,ハワイにいました。
ハワイで,自己モニターを活用した音声教育について発表しました。
でも,人があまり来ませんでした。ポスター発表自体,いや,発表自体,
そんなに人はいなかったんですが,こんなに少なかったのは今までで
初めてかもしれません。もうちょっとがんばって,もっと自分の研究に
興味を持ってもらわなければならないと思いました。

さて,イェールに来ているのは,研究のためです。来年の3月20日ごろまで
いる予定です。よく「サバティカルですか?」「在外研究ですか?」と
きかれるのですが,在外研究が,その分,授業が免除されるということで
あるなら,そうではありません。後期の授業を前期に詰めて,やったので。
また,今のところ,大学から特別なお金はもらえていません。だから,
サバティカルかというと,そうではありません。
もちろん,いろんな方にご迷惑はかけているのですが。

それはともかく,イェールで何をするかというと,
・自己モニターを活用した音声教育
・アクセントを中心とした自己モニター
・漢字教材
・実習生用の教科書の執筆
・その他
・現地校の見学
です。さっき,IDカードをもらってきました。

こっちに来て,まだ1週間ですが,アメリカは交渉の国だと強く感じます。
交渉できるぐらいの英語を身に付けたいと思います。

     河野俊之

2015年1月5日月曜日

水谷先生 最終回ー1

現在,自己モニターを活用した音声教育の研究を進めています。そのための紙媒体の教材は,本当に,教えるための材料という感じで,ほぼ完成しています。もっと重要なものは2つあります。
1つは,自己モニターを活用した音声教育を教師ができるようになるには,教師用指導書というか教師教育のための参考書が必要だと思っています。もちろん,それ以前に,自己モニターを活用した音声教育だけでなく,あるいは,それ以前に,音声教育一般についての考え方の改善など,教師教育の研究などが必要なんですが,それは,『音声教育の実践』(くろしお出版)である程度できたと思っています。
もう1つは,紙媒体ではなく,パソコンなどを用いたeラーニング教材です。これについては,なかなか進んでいませんが,今年の8月にハワイ大学で行われる,CASTEL-Jで発表できることになりました。

これについて,『日本語教育の過去・現在・未来 第4巻 音声』(凡人社)で明示的に書いたかどうか分かりませんが,これは,できるだけ早く実現したいと思っています。
そして,このことが終われば,私の音声教育についての役割は,いや,音声教育の仕事自体,終わりかもしれません。

     河野俊之

2015年1月4日日曜日

水谷先生 最終回

水谷先生について,最終回ではないと思うのですが,このまま,水谷先生と直接関係あるかどうか分からないことも書くことになると思うので,最終回ということにしたいと思います。

今日,こんな記事がありました。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141217-00010000-php_t-bus_all

達人に学ぶ「スピード仕事術」~必要な4つの力とは/THE21編集部」

 仕事における生産性を高めることは、すべての企業、そしてビジネスマンにとって重要な課題。そのためにはまず、やるべきことを先送りせず、「すぐやる」ことが必要です。
 しかし、やらなければならないのになぜか着手できない、判断や決断がなかなかできないという悩みを持っているビジネスマンは多いでしょう。

これは,私にすごく当てはまります。でも,私も今年で50歳になります。水谷先生に初めてお会いした時は,19歳だったんですが。そこで,これから,何を成し遂げたいかをブログに挙げて不退転の状態にしたいと思います。
でも,それらを挙げるのはもうちょっと考えて,後日にします・・・。

   河野俊之